日焼け止めの基本知識と最新トレンド
こんにちは。
コスメシューティカル株式会社の企画担当、Hです。
今回はこれからの季節に必須のアイテム、日焼け止めの基本的な情報や最新トレンドについてご紹介します。
日焼け止めの基礎知識
◆SPF値とは
Sun Protection Factorの略です。
紫外線B波(UV-B)を防ぐ指標で、最大値は50+と表示されます。
SPF値の日焼け止め効果を計算する方法は、「SPF1=20分日焼けするのを遅らせる効果が期待できる」と考えます。
なので例えばSPF30の日焼け止めの場合は、
約20分 ×(SPF)30 =600分
つまり10時間は日焼け止め効果があるということになります。
◆PA値とは
Protection grade of UVAの略です。
紫外線A波(UV−A)を防ぐ指標で、+で表示され、4段階まであります。
◆UVA波とは
日焼け後、肌が黒くなるのは紫外線A波(UV-A)のせいだといわれています。
紫外線の約9割ほどの割合を占め、波長が長いため、肌の真皮層までそのダメージは到達します。
UV-Aを受けることにより、メラニン色素を産生するメラノサイト(色素細胞)へ刺激が加わることで、
肌のトーンダウンやシミの発生につながるメラニンが生成されます。
またそれだけではなく、真皮層までダメージが加わることで、
コラーゲンやエラスチンを生成する線維芽細胞が傷つき、肌のたるみやシワなど、気になる肌悩みへと繋がっていきます。
◆UVB波とは
紫外線B波(UV-B)は、UV-Aよりも波長は短いため、真皮までは到達しません。
しかしながら、肌の表皮が赤く炎症してしまう「サンバーン」を引き起こし、ヒリヒリするようなヤケドに近い状態になります。
またA波と同様、メラノサイトを活性化してメラニンを増やし、肌を黒くする作用もあります。
シミやそばかすなど肌印象を左右する悩みを引き起こします。
◆紫外線吸収剤、紫外線散乱剤とは
紫外線予防成分には「紫外線吸収剤」「紫外線散乱剤」の2種類があります。
近年では紫外線吸収剤を配合しない敏感肌向きな「ノンケミカル処方」のニーズも高まっています。
また海洋生物やサンゴ礁への影響を考慮し、紫外線吸収剤配合の日焼け止めの使用や販売を禁止する国も増えてきています。
【紫外線吸収剤】
肌の上で紫外線を吸収し、熱や赤外線のエネルギーに変換し、皮膚の細胞に紫外線が浸透するのを防ぎます。
成分例:メトキシケイヒ酸オクチル、ジメチルPABAオクチル、オキシベンゾンなど。
【紫外線散乱剤】
錯乱剤(パウダー)が肌を均一に覆い、物理的に紫外線を表面で反射、散乱させます。
成分例:酸化チタン、酸化亜鉛など。
日焼け止めのトレンド傾向
◆メイクアップ効果もある日焼け止め
日焼け止め効果はもちろん、ラベンダーカラーで全身のトーンアップを叶えるような日焼け止めも近年新しく登場しています。
お顔用の日焼け止めも乳液状のテクスチャーでほんのりと顔のトーンを均一に整えてくれる下地効果もある日焼け止めが人気です。
◆スキンケア効果もある日焼け止め
紫外線を予防するだけではなく、美容成分を配合し、美肌効果や抗酸化効果が期待されるような処方の日焼け止めも登場しています。
◆スティックタイプの日焼け止め
持ち運びがしやすく、手を汚さず、塗り直しなども簡単にできることで最近人気なのがスティックタイプの日焼け止めです。
◆肌に優しいフリー処方の日焼け止め
紫外線吸収剤フリーなど、ノンケミカル処方の日焼け止めも年々増えています。
太陽の日差しがますます強くなるこの季節、
思いっきりレジャーを楽しむために、お気に入りの日焼け止めを見つけてみてください。
コスメシューティカルでは、ノンケミカル処方のヒト幹細胞培養液配合の日焼け止め下地クリームの処方などがございます。
ODMも可能ですので、お気軽に下記よりお問い合わせください。